歯周病治療|江東区大島駅徒歩1分の歯医者|大島中央歯科クリニック|土日診療

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歯周病治療

歯周病治療|江東区大島駅徒歩1分の歯医者|大島中央歯科クリニック|土日診療

歯周病とは

歯周病とは

歯周病とは、歯そのものが細菌たちの巣になってしまい歯の周りの骨を溶かしてしまう病気です。
歯周病は進行が遅く、多くの場合毎日のしっかりとした歯磨きと定期検診で予防をすることができますが、重度に進行すると治療がとても難しく、歯を抜かなくてはいけない場合も少なくありません。
また歯がぐらぐらするといった症状が出た時には歯周病は相当進行してしまっていることが多いです。
痛み・出血・腫れなどが出てからでは手遅れになっていることも多いです。

問題がない時にこそ歯科医院で定期的にチェックしていきましょう

  • 毎日の歯磨きで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
  • 朝起きたときに口の中がネバネバしている
  • 口臭が長く続き気になる(継続する口臭は要注意です。本人は気づきにくいものなので、周囲のご家族などが知らせてあげましょう)
  • 以前に比べ歯が長くなった気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出る
  • 歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
  • 硬いものを食べると歯が痛む
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯並びが変わった気がする

このような症状がある方は歯周病の可能性があります。
歯磨きを中心としたセルフケアで改善しない場合、お早めの受診をお勧めします。

歯周病の原因

プラーク(歯垢)

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)です。
プラークは、多くの種類の細菌が増殖してかたまりとなったもので、ブラッシングが不十分だったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバとした物質を作り出し、バイオフィルムという粘膜性の膜を形成します。歯の表面のバイオフィルムは、毎日の歯磨きと定期的な歯科受診によってコントロールが可能ですが、歯と歯ぐきの間に深い歯周ポケットがあると十分にクリーニングできず、細菌が産生する毒素が歯周組織を刺激し、慢性的な炎症反応を引き起こします。これが歯周病と呼ばれる状態です。
プラークは取り除かなければ硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に強固に付着します。歯石自体には病原性はありませんが、プラークの格好の住家となります。歯石はブラッシングだけでは取り除くことができません。

歯周病になりやすい状態(危険因子)

歯周病の直接の原因はプラークですが、口腔内の環境や生活習慣の中に、歯周病になりやすくなったり、悪化させたりする危険因子が潜んでいることが知られています。この因子が重複することで、歯周病の発症リスクが高まります。特に口の中の清掃不良に加え、喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による抵抗力の低下などが加わると危険です。

微生物因子
(歯周病菌)

プラークの中に歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)が存在している

環境因子
  • 口内の清掃不良
  • 喫煙
  • プラークの付着量
  • 歯ぎしり、歯の食いしばり、噛みしめ
  • 不適合な歯冠や義歯
  • 不規則な食習慣
  • ストレス
  • 免疫抑制剤の服用(免疫が低下している状態です)
  • 部分的に歯がない
  • 口で呼吸する習慣がある(粘膜や歯ぐきが乾燥すると、炎症が起こりやすくなります)
宿主因子
  • 年齢
  • 歯数
  • 人種
  • 糖尿病
  • 遺伝
  • 歯肉滲出液中の物質(歯肉から滲出する組織液で、その量は歯肉の炎症の程度と相関します)
  • 白血球機能など

歯周病予防は、適切な歯磨きでプラークを取り除くことが基本ですが、規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切です。また、生まれつき歯周病にかかりやすい体質の方もいらっしゃいますので、ご自身の体について知り、対策を講じることも大切です。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な状態

薄いピンク色の歯肉で、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)がなく引き締まっています。ブラッシング時に出血しません。

軽度歯周病

歯ぐきに炎症が起き、歯周ポケットが深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時や硬いものを食べると出血することがあります。

<見た目の状態>

赤く歯ぐきが腫れあがり、歯と歯肉との間にプラーク(歯垢)がたまります。

中度歯周病

歯ぐきだけではなく、歯を支える顎の骨にも炎症が進んだ状態です。炎症が慢性化し骨が溶けはじめます。歯周ポケットが深くなり歯がグラつきはじめます。口臭もあり、歯が浮いたような感じもあります。

<見た目の状態>

全体的に歯肉が赤く腫れあがり、変色がひどくなります。

重度歯周病

歯根を支える骨がほとんど溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯のグラつきも、歯根が露出することでさらにひどくなります。口臭がきつくなり、膿も出て、放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

<見た目の状態>

歯肉は赤紫色で、歯と接している歯肉がさらに腫れあがります。歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まるようになります。

歯周病の治療

歯周病の治療は、歯科医師による面接と検査・診断を経て開始されます。内容は「歯周基本治療」「歯周外科治療」「口腔機能回復治療」「メンテナンス※」にわけられ、ステップごとに再度の検査(再評価)を挟んで治療効果を確認します。
歯周病の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)であり、プラークを除去しなければ歯周病の進行を食い止めることができません。そこで治療では、歯周病の元となるプラークや歯石を取り除く「歯周基本治療」に主眼が置かれます。患者様ご自身が行う「セルフケア(ブラッシング)」と、歯科で行う専門的な「プロフェッショナルケア」の両軸で進めます。
「歯周基本治療」は、軽度の歯肉炎の段階でも、中度、あるいは重度に進行している場合にも共通する治療です。歯肉炎や軽い歯周病であればプラークや歯石を取り除くプロフェッショナルケアを主体とした歯周基本治療だけでも治ることもあります。一方、歯周基本治療だけでは取り除くことができない歯肉の奥にたまった汚れなどには、「歯周外科治療」が検討されます。
治療後、再検査で改善が確認できれば、メンテナンスに移行します。改善が認められない場合は再治療というように、治るまで治療と検査を繰り返します。

※メンテナンス:虫歯や歯周病などを再発させず、口内の健康な状態を維持していくための定期的な治療

歯周病治療の流れ

歯周病のスクリーニング

1.歯周病のスクリーニング

はじめに、お口の中の状態や歯周病の進行度合いをチェックします。プラークの付着状態、歯肉の炎症度や出血、歯周ポケットの深さ、歯の動揺度などを調べるとともに、レントゲン撮影で目に見えない歯の周りの歯槽骨の状態を確認します。痛みがあれば応急処置をして痛みを取り除きます。

歯周基本治療・掃除指導(ブラッシング、フロッシング指導)

2.歯周基本治療・掃除指導(ブラッシング、フロッシング指導)

細菌性プラークを歯から取り除くことは、治療を的確に進める上でとても大切なことです。そのためにはご自身でしっかりと口の中の管理をするという意識を持つことが重要になります。掃除指導では、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいた上で、効果的なブラッシング方法を学んでい行きます。

歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)

歯科医師、歯科衛生士によってプラークや歯石などを取り除くことをPMTC(専門家による機械的歯面清掃)と言い、これにより歯磨きでは取り切れない汚れを超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます(スケーリングといいます)。ルートプレーニングは、歯周ポケットの内部に付着したプラークや歯石を除去し、仕上げに歯の表面をなめらかに磨いて、汚れの再付着を防ぐ治療です。

歯周検査(再評価)

3.歯周検査(再評価)

最初の時期からの改善状態を、再度、スクリーニングを行い確認します。この結果を元に、次に継続して行う治療を検討します。

歯周外科治療

4.歯周外科治療

歯周基本治療の後の再評価で、歯石が歯周ポケットの深部に入り込んでいて除去できていない場合は、フラップ手術を行うことがあります。麻酔後、歯ぐきを切開し、歯根を露出させて、歯周ポケットの奥深くにこびりついている歯石を取り除きます。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。

口腔機能回復治療

5.口腔機能回復治療

治療によって改善が見られた場合、治った歯に対して被せ物(歯冠)、ブリッジ、入れ歯(義歯)を装着し、噛む力や食べる力を向上させます。

メンテナンス

6.メンテナンス

治療が終わった後は、メンテナンスが必要です。歯周病は再発しやすい病気で、場合によっては再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。メンテナンスは、定期的に口内や歯の周りの組織をチェックしたり、PMTCを受けたりして、口内を良い状態を維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて数カ月に1回のメンテナンスをお勧めします。

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